JCを振り返って
JCは歴史にレースでしたね!
このレースで引退となるアーモンドアイがまたまた驚愕の走りで圧勝。
2着・3着には無敗の三冠を成し遂げたコントレイル・デアリングタクト。
アーモンドアイが「最強馬」という名のバトンを3歳馬2頭に繋いだかのような結末。
思い出すのは21年前。(わたくし中学生でした。)
1999年の有馬記念、このレース限りで引退するスペシャルウィークと晩年を迎えていたグラスワンダー。
大激戦の末、1着グラスワンダー・2着スペシャルウィークという結果。2大巨頭に続き、3歳馬でその年の皐月賞馬が3着に入りました。
その時の3着馬が翌年G1を5勝するという無双っぷりを見せました。
グラスワンダー・スペシャルウィークからバトンを受け継ぎ、日本競馬界を牽引しました。
きっと2021年はコントレイル・デアリングタクトが日本競馬界を新たなステージに引き上げてくれる。そんな期待が生まれたレースでもあったと思います。
中京競馬開幕!
余韻に浸りたいところではありますが・・・来週から中京競馬場が開幕です!
愛知県民の私にとって中京競馬開催時は競馬場へ足を運ぶのが恒例でした。
この状況では今年は行けそうにありません。
その分しっかり予想をして馬券を当てたいものです。
チャンピオンズカップ考察
さてさて本題です。愛知県民にとってチャンピオンズカップは特別なレース。「ジャパンカップダートが中京開催になるかもしれない」そんな噂を聞いてワクワクした時のことを今でも思い出します。
実際何度も現地で見ている数少ないG1レースですので、いつも以上に気合を入れて臨みたいと思っています!
というわけで、今週数回に分けてチャンピオンズカップの考察をアップしていきたと思います。
まず初回となる今日は過去のラップタイム分析。
馬場 | 前半3F | 中盤3F | 上り3F | タイム | |
2014 | 良 | 37.5 | 37.0 | 36.5 | 1.51.0 |
2015 | 良 | 35.5 | 37.0 | 37.9 | 1.50.4 |
2016 | 良 | 36.3 | 36.1 | 37.7 | 1.50.1 |
2017 | 良 | 36.2 | 37.7 | 36.2 | 1.50.1 |
2018 | 良 | 37.1 | 37.1 | 35.9 | 1.50.1 |
2019 | 良 | 36.6 | 36.2 | 35.7 | 1.48.5 |
1着 | 2着 | 3着 | |
2014 | ホッコータルマエ2-2-2-2 | ナムラビクター5-5-4-4 | ローマンレジェンド5-5-2-2 |
2015 | サンビスタ9-6-8-6 | ノンコノユメ14-14-15-15 | サウンドトゥルー15-15-16-16 |
2016 | サウンドトゥルー14-14-14-13 | アウォーディー6-6-6-5 | アスカノロマン2-2-3-2 |
2017 | ゴールドドリーム9-10-11-11 | テイエミジンソク2-2-2-2 | コパノリッキー1-1-1-1 |
2018 | ルヴァンスレーヴ2-2-3-3 | ウェスタールンド15-15-15-13 | サンライズソア5-5-5-5 |
2019 | クリソベリル3-3-4-4 | ゴールドドリーム4-5-4-4 | インティ1-1-1-1 |
2014年は緩いペースで先行馬が台頭してますが、その後は差し馬の活躍が多いですね。
前半3Fが36秒台前半に入った時、特に差し・追い込みが決まっています。
2018年のように前半・中盤がともに37秒台であれば先行馬がかなり楽をして粘るケースとなりそうです。この年の2着ウエスタールンドはちょっと常識外れの位置から最内をワープしてきたので考察上、一旦無視します笑
では今年の展開はどうでしょうか?
昨年逃げて3着のインティ、前走でハイペースの流れの一旦を担ったエアアルマスが出走予定。インティがいるので昨年のラップタイムを参考にできそうです。
昨年は前半36秒台・中盤36秒台と締まったペースで流れながら先行馬が上位を独占。
速い時計の出る馬場だったこと、上位馬が強かったことが原因として挙げられますが、実はインティの作り出すラップ構成にも少し原因がありあそうです。
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F | 7F | 8F | 9F | |
2014 | 12.6 | 11.7 | 13.2 | 12.9 | 11.9 | 12.2 | 12.4 | 11.7 | 12.4 |
2015 | 12.5 | 10.7 | 12.3 | 12.5 | 12.2 | 12.3 | 12.5 | 12.5 | 12.9 |
2016 | 12.7 | 10.7 | 12.9 | 12.5 | 11.8 | 11.8 | 12.4 | 12.3 | 13.0 |
2017 | 12.8 | 10.9 | 12.5 | 12.7 | 12.7 | 12.3 | 12.0 | 11.8 | 12.4 |
2018 | 12.8 | 11.2 | 13.1 | 12.5 | 12.3 | 12.3 | 12.3 | 11.7 | 11.9 |
2019 | 12.8 | 11.3 | 12.5 | 12.1 | 12.1 | 12.0 | 12.0 | 11.6 | 12.1 |
これは1F毎に分解したラップタイムです。
2019年は3F分割では36秒台とそこそこ速い流れに見えましたが、実は前半2Fで例年に比べて遅いラップを刻み楽をしています。
これはインティの傾向として、「前半はゆっくり入って中盤緩めず逃げる」という逃げスタイルです。
つまりレース全体が加速ラップで流れることが予想できます。
後半に向けてラップが速くなる展開では、位置取りが後ろになるほど不利になります。
つまり理論上、「インティが作り出すペース配分では前が有利となる。」ということ。
そして中盤が緩まない流れとなるため、スピードタイプの先行馬よりもスタミナタイプの先行馬が走りやすいはずです。
ラップタイム傾向まとめ
過去のラップタイム傾向から
・加速ラップを先行して好走歴のある馬
・中盤ラップが締まったレースの好走歴のある馬
この2パターンの馬を探してみたいと思っています。
今回はここまで!
次回は血統傾向の分析をしてみたいと思っています。