血統データ備忘録

今日から使えるかんたん血統データ!お気軽にのぞいて下さい!

アイルハヴアナザー徹底解剖!~ダート編~

f:id:reform-k:20210114112532p:plain

 

 

今回特集するのはアイルハヴアナザーです!

 

youtu.be

 

 

 

・血統背景/競走馬時代

父Flower Alleyはフォーティナイナー系の種牡馬。その母はプリンセスオリビアで、アイルハヴアナザーの父Flower Alleyはトーセンラースピルバーグと兄弟ということになる。母父はロベルト系のArch。母母父はリボー系でタップダンスシチーの父としても知られるPleasant Tap

父はフォーティナイナー系×日本でもお馴染みの血統だが、牝系はロベルト×リボーというクセの強い血統構成となっている。

アメリカで7戦5勝。ケンタッキーダービープリークネスSを勝利した2冠馬。ベルモントS直前で屈腱炎を発症し引退。距離延長も問題なく、「無事なら3冠が獲れていた馬」という評価。

 

種牡馬成績

主にダートで好成績も芝でも重賞好走馬(マイネルサーパス)を輩出。ダートではアナザートゥルースが重傷を勝利。ほかにもオープン馬複数輩出。

ダートを中心に古馬になって充実してくる産駒が多い印象。

 

・産駒データ

ここからが本番です!アアイルハヴアナザー産駒の「買い時」を探っていきましょう!

尚、今回はダートに絞った内容となっています。紹介しているデータは2020年12月末に抽出したものになっています。予めご了承ください。

 

f:id:reform-k:20210114110858p:plain

 まずはアイルハヴアナザー産駒の得意としているコースです。京都1900m、東京2100mと速い上りが求められるコースが得意なイメージですね。

また、出走数自体がかなり多い中山1800mでも好成績をキープしており、得意条件と言えますね。

 

f:id:reform-k:20210114111159p:plain

馬場状態別の成績です。良馬場より、足抜きの良い馬場の方が得意なデータとなっています。

 

ここからは色々とデータ抽出してみて、興味深いデータを抜粋してご紹介します。

f:id:reform-k:20210114111306p:plain

ダート1000m~1400m出走時、前走から距離延長だった場合と距離短縮だった場合のデー他です。短距離では距離短縮時よりも距離延長時に好成績ですね。

アイルハヴアナザー自体が短距離を得意としていた馬ではないので、短距離に出走する場合は前走でスピードに慣れておく必要があるようです。

 

f:id:reform-k:20210114111539p:plain

 また1600m、1700m出走時にも同様のデータを取ってみました。

なんと1600m、1700m出走時には前走から距離延長になる場合は未勝利です!原因はイメージできませんが、覚えておいて損はないデータでしょう。

 

f:id:reform-k:20210114111728p:plain

f:id:reform-k:20210114111738p:plain

続いては牡馬&セン馬と牝馬で距離別の成績を比べてみました。

牡馬は比較的中距離以上で好成績、牝馬は短距離に好成績です。牝馬の方が短い距離に対応できるようですね!

性別で偏ったデータがでたので紹介させていただきました。

 

f:id:reform-k:20210114111917p:plain

最後にアイルハヴアナザーと相性の良い母父を探ってみました。

ダートではどちらかと言えばマイナーな部類に入るSS系種牡馬と相性が良いようです。

とくにフジキセキとは相性がかなり良いデータです。

アイルハヴアナザー自身がフォーティナイナー系ですので、SS系の良さを引き出せる部分もあると思いますし、SS系が付けられるということは、今後どんどん広がっていく血統ということでもあります。

引き続き産駒データを収取していきますので、また面白いデータが取れましたら共有させていただきます。

 

過去に一度特集した際のリンクも貼っておきます↓

少し古いデータですが、距離別で成績を追っていますので、参考になると思います。

血統データ備忘録2~アイルハヴアナザー~ - 血統データ備忘録

 

今回は「確実に馬券に直結する!」というデータが出ませんでしたが・・・

馬場状態や距離・コースで得意不得意を把握して、上手く出し入れすることで人気薄が狙っていきましょう!