血統データ備忘録

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京成杯回顧

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珍しくレース回顧をしていきます。

京成杯の回顧です。

3歳馬の能力や適性を把握しておくことは今後のクラシック戦線で重要となってくると思いますので、着順だけにとらわれず、しっかうり分析しておきます!

 

 

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☆ラップ分析

まずはラップタイムを過去の同レースと比べてみました。

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過去5年と比較し、前半3Fが最も遅い入りでありながら中盤4Fも最も緩んでいます。

前半1000mも過去5年で断トツ最遅。馬場を考慮しても、これでは位置取りゲームになってしまい、着順だけで実力値をはかることは難しいですね・・・

 

では、今年の結果を詳しく振り返っておきます。

 

☆2021年京成杯結果考察

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逃げたタイムトゥヘヴンが2着、その後ろでレースを進めていたグラディアスが2着と、まさに「行った行った」の結果。

では、この結果をもとに「次走狙える馬」と「弱かった馬」について取り上げます。

 

「次走狙える馬」は単純に後方から上り上位の脚を使った馬です。

上り2位のプラチナトレジャー

上り3位のテンバガー

あたりは展開不利を受けており、次走以降で差しが決まる流れになれば台頭してくるでしょう。

 

特に次走以降へ向けて注目したいのはプラチナトレジャーです。

キンカメ×クロフネと、パワーに勝った血統で、スローペースは得意な展開ではなかったはず。それを上り2位で差し込んできた結果から、次走以降展開や馬場に恵まれれば前進があるでしょう。

 

 

「弱かった馬」または「着順より弱い馬」は前に位置しながら上位に食い込めなかった馬です。

ヴァイスメテオールは4着ですが、展開利がありながらの4着。これは着順ほどの価値はありません。ただ、本馬はキンカメ×キングヘイローと、パワーが強調され、どちらかと言えばスタミナ血統。スローペースよりも上りがかかる展開の方が走る可能性もあり、要経過観察といったところでしょうか。

 

人気のタイソウは情けない結果でしたね。まあ新馬戦もかなりのスローでしたし、時計も遅かったので怪しいとは思っていました。

 

また、人気薄ながら◎に抜擢したラカンですが…全く見せ場がありませんでした。

こちらもパワー差しタイプの馬だと思いますので、展開や馬場に恵まれる必要がありますが、勝ち上がりの内容からは弱い馬だとは思えません。

引き続き狙っていきたいと思っています。

 

そして最後に勝利したグラティアス。確かに展開利はありましたが上り最速をマークしました。

新馬戦は逃げ切りでしたが、今回はしっかり好位置で折り合って快勝。

ハーツクライ産駒ですし、まだまだ奥がありそう。この馬は素直に評価して良いと思っています。

ただ、レシステンシアの弟だからと言って、ハイペースのマイル戦で強いレースをするような馬ではないはずです。

 

 

以上、京成杯の回顧でした。

今後へ向けて少しでも参考になれば幸いです。