今年も多くの新種牡馬の産駒がデビューします。
昨年の新種牡馬といえばモーリス、ドゥラメンテの二枚看板がいましたが…今年はちょっと小粒な印象ですね。
競争馬としての「格」だけでいえばキタサンブラックがいますが、種牡馬としての期待値は血統背景からはイマイチな感じ。
産駒が最も多く登録されているのが米国の快速馬ドレフォンであるように、今年は谷間となってしまっているイメージではありますが…
少し気が早いですが、2021年に産駒がデビューする新種牡馬を予習しておきましょう。
来る2021-2022POGシーズンに向けての情報収集も必要ですし、何よりいち早く傾向を掴むことで馬券の成績にも影響してくるはずです!
では、さっそく2021年産駒デビューの新種牡馬をピックアップしていきます。
血統予想家のかっささんのご意見も交えてご紹介します。
☆キタサンブラック
初年度産駒登録数:83
G1を7勝したレジェンドホース。菊花賞を勝ち、天皇賞(春)を連覇するなどステイヤーのイメージもあるが、大阪杯や天皇賞(秋)といった10FのG1も勝利しており距離的には万能な成績だった。基本的には先行して早めの競馬をするタイプで、かなりの大型馬ということもあり、どちらかといえば産駒もパワータイプが多くなりそうなイメージ。キタサンブラックの父ブラックタイドの産駒も芝よりもダートの成績が良く、本馬産駒も素軽いタイプがメインとはなりそうにないか。
母クリソプレーズ、母ショウリュウムーン、母ドナブリーニ、母フラックエンブレム等がスタンバイ。
☆ドレフォン
父Gio Ponti(Storm Cat系)
主な勝鞍:BCスプリント
初年度産駒登録数:126
2016年BCスプリントを始め、ダート6~7FのG1をすべて圧勝で3勝した快速馬。父Gio Pontiは芝のG1馬。ストームキャット、ヴァイスリージェント、インリアリティ、リボーと言った日本でもお馴染みの血統を多く内包。
「芝馬を出せるか?」という点がドレフォンの種牡馬として成功の鍵ですね。
母アドマイヤセプター、母プリンセスカメリア、母レッドアゲート、母レディバラードなどがスタンバイ。
☆コパノリッキー
主な勝鞍:フェブラリーSほかGI3勝。
初年度産駒登録数:126
NAR、JRAのダートを制圧し一時代を築いたダート界のレジェンドホース。
☆ザファクター
父War Front(Danzig系)
主な勝鞍:Malibuステークス(ダート1400mGI)
初年度産駒登録数:117
米国でダート7FのG1を2勝。2017年までに日本に輸入された産駒3頭全て勝ち上がっている。父ウォーフロントはダンチヒ×ファピアノ。本馬ザファクターの母父はミスワキと、日本でも実績のある血統を内包。
産駒の勝利数は芝の方が多く、今後の産駒も芝での活躍も見込める。仕上がりの早い馬が多い印象で、POG的には妙味のある種牡馬となりそう。
母ティアドロップス等がスタンバイ。
☆シルバーステート
主な勝鞍:特になし。
初年度産駒登録数:115
☆イスラボニータ
主な勝鞍:皐月賞
初年度産駒登録数:114
皐月賞1着、ダービー2着とクラシック戦線で活躍しながら、引退レースとなった阪神Cを勝つなど、幅広い距離適正を見せた。独特の走行フォームも話題となった馬。
※画像の血統表に一部誤りがあります。
☆ビッグアーサー
主な勝鞍:高松宮記念
初年度産駒登録数:109
戦績上はG1を1勝しただけだが、瞬間最大風速の実力値は相当なものだったはず。サクラバクシンオーの後継種牡馬として期待。
☆サトノアラジン
主な勝鞍:安田記念
初年度産駒登録数:77
古馬になってからマイル路線中心に活躍。ただ3歳時の菊花賞も不利がなければ馬券になっていたはず。
本質は決してマイラーではなかったイメージ。鋭い瞬発力を産駒に継承してくれることを期待。
☆ロゴタイプ
主な勝鞍:皐月賞ほかGI3勝。
初年度産駒登録数:58
父ローエングリン同様、いぶし銀の産駒を出しそう。その傾向を早く見極めればオイシイ馬券を獲れるかも…穴党御用達の種牡馬になりそう。
その他
ワンアンドオンリー(主な勝鞍:日本ダービー)産駒登録数:14