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種牡馬データ分析No.10 ディープブリランテ徹底解剖~芝編~ 産駒の得意条件を徹底分析


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今回の種牡馬データ分析はディープブリランテです!

ディープブリランテ産駒の得意条件をコース別成績を中心に分析していきます。

今回は芝コースに限定したデータをお届けします!

※尚、本記事でご紹介のデータは2021年3月7日までの成績データとなります。予めご了承ください。

 

  

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現役時代

 新馬戦→不良馬場の東京スポーツ杯(G3)を圧勝で2連勝。

共同通信杯ではゴールドシップスプリングSではグランデッツァに敗れて2着。

皐月賞ではハイペースとなり追込馬がワンツーする中を好位から3着に粘りこんだ。

日本ダービーではハイペースを好位追走からフェノーメノを凌いで押し切り。

その後、英国遠征しキングジョージ8着を最後に引退。

ディープインパクト産駒特有の切れ味で勝負するタイプではなく、スタミナやパワーが前面に出ていたタイプで、この特徴は産駒にも受け継がれているイメージです。

 

 

血統背景

 ディープインパクト産駒ではあるが、牝系の影響が強く出たタイプの競争馬だったように思います。

近親に菊花賞ザッツザプレンティ、先行押し切りのスタイルでG1を2勝したバブルガムフェローなど。

本馬も不良馬場での重賞圧勝がありますし、皐月賞の好走もダービー勝利もハイペースを好位追走してのものでした。

やはりスタミナやパワーが前面に出た競走馬だったように思います。

 

 

産駒データ

それでは産駒の競争データをコース・距離別で見ていきます。

まずは短距離(1000m~1400m)のコース別TOP10です。

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得意不得意が大きく分かれますね。

回収率・好走率ともに高いのは京都1200m、阪神1400mです。

回収率の高いコースは穴狙いで買っても良いと思いますが、上記2コースでは好走率自体も高いので積極的に狙えそうです。 

 

続きましては短距離の馬場状態別の成績です。

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不良馬場で圧倒的に成績が向上しますので、馬場悪化はプラスとなる産駒が多いようです。 

 

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また、短距離出走時には距離短縮で臨む際に好走率か向上します。

 

 

続きましてはマイル周辺の距離(1500m~1800m)を見ていきましょう。

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この距離レンジでは小倉1800m、京都1600mが好走率・回収率ともに高い数字となっています。

一瞬のキレというよりスピードの持続力が問われるコースが合うようなイメージでしょうか。

 

続いては当距離レンジでの馬場状態別成績です。

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短距離よりも、より重馬場適性が上がるようですね。馬場悪化時には要注意ですね! 

 

 

最後は中距離以上(2000m~)です。

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データ母数がまだまだ少ないので何とも言えませんが…

得意不得意がはっきり分かれていますね!

現状では京都2400、中京2200の成績がかなり良い感じです。

両コースともに長く良い脚を使うことが要求されるイメージですので、当産駒の特徴と合うイメージですね。 

 

 最後は1500m以上に出走の場合の前走距離別成績です。

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 ディープブリランテ産駒は全体的に距離短縮時に成績が上がる傾向があるようですね。

とは言え、スタミナのある産駒が多いですし、延長がダメとは思いません。

 

 

まとめ

 ディープブリランテ自身はディープインパクト産駒ですが、キレよりもスタミナやパワーを武器とする産駒が多いようです。

スローペースの切れ味勝負で着順を下げた馬が、コース替わりやハイペース、馬場悪化などの要因で急浮上するような、穴党にはもってこいの種牡馬だと思います。

好走傾向のある条件をしっかり覚えておきたいところです。

基本的にはクセのある種牡馬ですので攻略には難易度が高そうですが…傾向が把握できれば馬券の助けになりそうですね。