今日から使える簡単血統データ
【血統データ備忘録】
今回は中山ダート1200m血統傾向分析2024年秋冬最新版をお届けします。
中山競馬場ダート1200mを得意としている種牡馬、またその産駒が高い好走率をマークする条件『買い時ポイント』を掘り下げて分析していきます。
中山ダート1200mは中山競馬場開催の中でもレースの行われる回数の多い重要コースとなります。この機会にしっかりと血統傾向を把握してレースの予想に役立てていただければと思います!
単純な種牡馬データにはなりますが、予想の参考になるデータに絞ってお届けしますので、参考になれば幸いです。
※今回ご紹介のデータは全て2019年以降~2024年秋の中山競馬場開催開幕前までの集積データとなります。
まずは中山ダート1200mの産駒勝利数順に並べた種牡馬ランキング(2019~)です。
産駒の勝利数ではヘニーヒューズが圧倒的大差で一位。好走率も高めのアベレージです。
続いてキンシャサノキセキ、ロードカナロアが続きますが好走率を見るとパッとしません。
高い好走率をマークしている種牡馬を見ていくと…
アジアエクスプレス、ディスクリートキャットが連対率20%超えで30%近い複勝率を記録。
またデータ母数はまだまだ少ない状況ですがリオンディーズ産駒も高い好走率と優秀な回収率をマークしています。
続いては先ほどの産駒勝利数順種牡馬ランキングには漏れたものの、産駒が高い好走率を叩き出している種牡馬をピックアップしました。
ダノンレジェンド、シャンハイボビー、リアルスティールは先ほどのランキング上位の種牡馬と比較しても互角以上の成績をマークしています。
データ母数の少ない状況ですがリアルスティール産駒は驚異的な好走率・回収率をマークしています。これから産駒の出走回数が増えていくにしたがって、どう成績が変動していくか注目の種牡馬ですね。
それではこれ以降は、産駒がより高い好走率を叩き出す特定の条件『買い時ポイント』が見いだせた種牡馬データに絞ってご紹介していきます。
予想に役立つデータを厳選してお届けしますので最後までお付き合いください。
まずは冒頭の種牡馬ランキングにて1位にランクインしていたヘニーヒューズ産駒のデータを掘り下げてみていきます。
ヘニーヒューズ産駒の中山ダート1200mにおける年齢別の成績です。
2~3歳時は好成績ですが…4歳以降、古馬となると成績が急下降します。
また、牡馬/セン馬の産駒の2~3歳時に限定すると驚異的な好走率と優秀な回収率をマークいます。
仕上がりの早い産駒の多いヘニーヒューズ産駒ですので、若駒のうちに狙い撃ちしておくべきデータとなっています。
続いては冒頭の種牡馬ランキングにて2位にランクインしていたキンシャサノキセキ産駒のデータを掘り下げてみていきます。
キンシャサノキセキ産駒の中山ダート1200mにおける年齢別の成績です。
先ほどのヘニーヒューズ産駒と同様で2~3歳時は好成績ですが…4歳以降、古馬となると成績が急下降します。
こちらもヘニーヒューズ産駒同様、2~3歳の牡馬/セン馬に限定したデータがキンシャサノキセキ最大の狙い目となりそうな成績。
キンシャサノキセキ産駒も若駒のうちに狙い撃ちしておくべきデータとなっています。
続いては冒頭の種牡馬ランキングにて上位にランクインしていたロードカナロア産駒のデータを掘り下げてみていきます。
ロードカナロア産駒の中山ダート1200mにおける馬体重別の成績です。
479kg以下の小柄な産駒は低成績ですが…480kg以上のある程度馬格のある産駒に限定すると勝率は約2倍、連対率も1.6倍まで跳ね上がります。
パワーを要する急坂ダートコースなので当然ではありますが、ロードカナロア産駒は馬体重別で成績が偏りますので要注意です。
続いては冒頭の種牡馬ランキングにて上位にランクインしていたアジアエクスプレス産駒のデータを掘り下げてみていきます。
アジアエクスプレス産駒の中山ダート1200mにおける性別成績比較です。
牝馬は成績が低調ですが、牡馬/セン馬に限定すると圧倒的な好走率を叩き出します。
30%近い連対率、40%近い複勝率と、かなり高い確率で好走するので要注意ですね!
続いては冒頭の種牡馬ランキングにて上位にランクインしていたディスクリートキャット産駒のデータを掘り下げてみていきます。
先ほどのアジアエクスプレス産駒と同様ですが、ディスクリートキャット産駒の中山ダート1200mにおける性別成績比較です。
先ほどのアジアエクスプレス産駒以上に成績に大きな差がありますね。
牝馬の産駒は壊滅的な成績。逆に牡馬/セン馬は驚異的な好走率と優秀な回収率をマークします。
馬場/セン馬のディスクリートキャット産駒を見つけたら積極的に買い目に入れた方が良さそうなデータです。
続いては冒頭の種牡馬ランキングにて上位にランクインしていたリオンディーズ産駒のデータを掘り下げてみていきます。
リオンディーズ産駒の中山ダート1200mにおけるクラス別の成績です。
まだまだデータサンプル数の少ない現状ですので何とも言えませんが…現状では特別戦では全く歯が立っていない傾向です。
純粋なスピード能力だけでなんとかなってしまう平場戦では好成績ですが、よりダート適性が問われるとほかのダート向き種牡馬産駒に後れを取ってしまうイメージでしょうか。
今後このデータは変わっていく可能性が大きいですが、あくまで現状の傾向としてご紹介させていただきます。
続いては好成績注目種牡馬としてピックアップしていたダノンレジェンド産駒のデータを掘り下げてみていきます。
ダノンレジェンド産駒の中山ダート1200mにおけるクラス別の成績です。
特に新馬戦で圧巻の成績ですね。
勝率23.5%、複勝率52.9%は恐るべき数字ですので、中山ダート1200mの新馬戦でダノンレジェンド産駒を見つけたら要チェックですね!
未勝利戦では成績は低調気味、その後も目立った成績は残していないので、現状では新馬戦でのみ積極的に買い!といったデータになっています。
シャンハイボビー産駒
続いては好成績注目種牡馬としてピックアップしていたシャンハイボビー産駒のデータを掘り下げてみていきます。
シャンハイボビー産駒の中山ダート1200mにおけるクラス別の成績です。
先ほどのダノンレジェンド産駒同様で新馬戦で好成績、そして未勝利戦でも高い好走率を残しています。
ただ1勝クラス以上になると成績が急下降。
まだまだデータ母数が揃い切っていない状況ですので、今後傾向に変化はあるかと思いますが…
現状では新馬戦・未勝利戦で狙い目であることは間違いさそうです。
続いては好成績注目種牡馬としてピックアップしていたリアルスティール産駒のデータを掘り下げてみていきます。
リアルスティール産駒の中山ダート1200mにおける前走上がり順位別の成績です。
前走で上がり3Fのタイムが1~3位だった時、勝率40%、連対率90%とほぼ勝ち負けになるデータ。
逆に4位以降だった場合は連に絡むケースが少ない傾向。
中山ダート1200mにて前走で上がり3位以内の決め手を発揮しているリアルスティール産駒がいたらこっそり教えてください。
まとめ
以上、中山ダート1200m血統傾向分析2024年秋冬最新版をお届けしました。
単純な種牡馬データにはなりますが、普段の競馬予想の参考になれば幸いです。
特定種牡馬の産駒の特定の条件を狙い撃つことでデータをご活用ください!
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