2022年に産駒がデビューする新種牡馬と言えばサトノクラウン、サトノダイヤモンド、リアルスティールあたりが有力視されていますが…
その種付数の多さから、かなり期待されている事が明確で、既に産駒の評判の良い輸入種牡馬のマインドユアビスケッツ。
果たして何者なのか?その産駒はどんな特徴になりそうか?評判通り産駒が活躍するのか?
あくまで推測の域を出ない考察にはなりますし、少し気が早いとは思いますが…来る産駒デビューやPOGシーズンを前に少しでも予習しておければと思います。
戦績
ドバイゴールデンシャヒーンの連覇は記憶に新しいですが・・・実は2歳時はG1未勝利。初のG1勝利は3歳時の12月と、意外と遅咲きでした。
2歳時に挑んだG1キングスビショップSではドレフォンに先着を許し5着。
その後も、末脚を活かす差しスタイルの影響で勝ちきれないレースが多い印象。
しかしながらドバイゴールデンシャヒーンでの他馬が止まって見えるほどの強烈な末脚には驚きました。
過去の日本馬で言えばブロードアピールの根岸Sを思わせる末脚の破壊力。
ドバイゴールデンシャヒーンを連覇しましたが、その前後は母国のG1を連戦するも惜敗続き。
2018年ドバイ勝利後、社台ファームのオーナー吉田氏が所有権を50%獲得しているあたり、ドバイの長い直線を味方につけて、その末脚を発揮する姿から、日本の芝に合いそうなイメージをされたのかもしれませんね。
血統
マインドユアビスケッツは父も母父もヴァイスリージェント系。
ヴァイスリージェント系と言えば日本でも多くの活躍馬を輩出したフレンチデピュティが代表格ですね。
父ヴァイスリージェント系主なG1馬
・クロフネ(2001NHKマイルカップ、ジャパンカップダート)
母父としてもヴァイスリージェント系は優秀で、特に近年ではディープインパクトとの配合で活躍馬を多く輩出しています。
母父ヴァイスリージェント系主な活躍馬
ヴァイスリージェント系の血は間違いなく日本にマッチする血統です。
前述の通りサンデーサイレンス系との相性も良く、多くのサンデーサイレンス系繁殖牝馬に種付けができることから、マインドユアビスケッツは人気種牡馬としての地位を既に確立しています。
ヴァイスリージェント系の特徴としては芝ダート兼用の傾向が強いです。
実際ヴァイスリージェント系の代表格、フレンチデピュティはダートで怪物級の強さを誇ったクロフネだけでなく、芝のG1馬も複数輩出しました。
そのクロフネは芝のG1馬を輩出。
マインドユアビスケッツはダート馬でしたが、その血統からは日本の芝に適応した産駒が多く登場することを予感させます。
特にサンデーサイレンス系の血を持つマインドユアビスケッツ産駒はその傾向が強くなるのではないでしょうか?
産駒特徴予想
戦績からは2021年新種牡馬のドレフォンに似た「米国スプリンター」と言った印象。
ただ、現役時代に鋭い末脚を武器にしていた点、その馬体的特徴からは芝適性を秘めている可能性が高いと予想しています。
ディープインパクト産駒の繁殖牝馬とは相性が良さそう。父×母父の配合は逆になりますが、ディープインパクトとヴァイスリージェント系の組み合わせはマカヒキなど多くの活躍馬を出すニックスとなっています。
ただやはり米国血統の詰め合わせのような血統なのは事実。
ドレフォン産駒同様、サンデー系繁殖牝馬との配合や牝馬産駒などは芝でもある程度走るでしょう。
ただ牡馬で馬格のある産駒はやはり主戦場がダートになると想定。
「480kg以上の牡馬はダート替わりを狙え!」のような格言が生まれると早くも妄想しています。
基本的にはドレフォンに似たイメージ。ただドレフォンよりも芝向きの産駒を多く出しそう。ただ大柄な産駒はやっぱりダート。
簡単にまとめると、こんな感じでしょうか。
まとめ
マインドユアビスケッツ自身がドバイで見せた驚異の末脚。これは間違いなく日本の芝にも合う産駒を多く出しそうな気配。産駒の評判としても上々な模様です。
性別や配合パターンで芝向きなのかダート向きなのか、その判断が馬券に直結する種牡馬となりそうですね。
ぜひ早い段階で傾向を見出だしたいところ。
産駒のデビューまで早くても約4ヶ月程度。
少し気が早いですが、評判の良い産駒が多い模様のマインドユアビスケッツ産駒のデビューが今から楽しみですね!
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