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今日から使える血統データ、今回は「重馬場ダートを科学する」と題しまして、ダートレースの重馬場と不良馬場を得意としてる種牡馬とその産駒の買い時ポイントを掘り下げて分析していきます。
同じような考察を過去に何度かしておりますので…
今回は少しマニアックなデータに絞ってお届けします。
マイナーな種牡馬にフォーカスを当てて、人気薄の馬をピックアップできるような血統データに絞ってご紹介します!
なかなか利用できる機会の少ないデータかもしれませんが、その分オッズ的な妙味を追うことのできるデータだと思います。
今回の分析は
1000m~1400mを短距離
1600m~2000mを中距離
として2つの距離カテゴリに分けて、それぞれでデータを抽出して分析していきます。
2100m以上のデータに関してはまた次の機会に。
尚、今回ご紹介のデータは全て2016年~2021年の期間の丸々6年間のデータを抽出しての分析データです。
☆短距離(1000m-1400m)☆
まずは短距離(ダート1000m~1400m)の重馬場&不良馬場の際の産駒勝利数順の種牡馬ランキングです。
サウスヴィグラス産駒が出走数にものを言わせて勝利数では圧倒的です。
ただ、ここで好走率が目立つのはロードカナロア産駒。ロードカナロア産駒は全体的に見て短距離の重馬場ダートは得意条件と言っていいでしょう。
ただ今回はマニアックver.ということで、このランキングには載っていない種牡馬の中から数頭ピックアップして、世間にバレていない買い時ポイントをご紹介します。
ランキング外となっていた種牡馬の中から、ダート短距離の重馬場&不良馬場の際に好成績の種牡馬をピックアップしました。
カジノドライヴ産駒、カレンブラックヒル産駒、ディスクリートキャット産駒はこの条件において好成績です。
ではその少しマニアックな3頭の種牡馬の中からカレンブラックヒル産駒とディスクリートキャット産駒の買い時ポイントを掘り下げてみます。
まずはカレンブラックヒル産駒の重馬場&不良馬場の際のダート短距離(1000m~1400m)における性別毎の成績比較です。
牝馬は成績が全く奮いませんが…牡馬・セン馬の好走率はなかり高いです。
この条件においてカレンブラックヒル産駒を見つけたら、まずは性別を確認して取捨の選別条件としましょう。
続いてはディスクリートキャット産駒の重馬場&不良馬場の際のダート短距離(1000m~1400m)における性別毎の成績比較です
ディスクリートキャット産駒も先ほどのカレンブラックヒル産駒同様。牝馬よりも牡馬・セン馬の方が成績がかなり高いです。
更に新馬戦に限定したデータを出してみたところ…連対率57.1%という驚異的な数字が出てきました!
ダート短距離の新馬戦で重馬場・不良馬場の際にディスクリートキャット産駒の牡馬を見つけたら間違いなく買うようにしましょう!
☆中距離(1600m-2000m)
続いては中距離(1600m~2000m)に移ります。
まずはダート中距離における重馬場&不良馬場の際の産駒勝利数順の種牡馬ランキングです。
キングカメハメハ産駒が圧倒的な成績を誇っていますが・・・今後キングカメハメハ産駒は減っていく一方ですのでここではスルーします。
ランキング上位の種牡馬の中に特段目立った好走率を誇っている種牡馬は見当たりません。しいて言えばカジノドライヴ産駒あたりは要注意でしょうか。
つまりこの条件ではランキング上位種牡馬の中には重馬場ダートのスペシャリストは存在せず、マイナー種牡馬にチャンスがありそうな条件ということでしょうか!?
今回はマニアックver.ということで、このランキングには載っていない種牡馬の中から数頭ピックアップして、世間にバレていない買い時ポイントをご紹介します。
ランキング外となっていた種牡馬の中から、ダート中距離の重馬場&不良馬場の際に好成績の種牡馬をピックアップしました。
キズナ産駒、パイロ産駒、ダンカーク産駒、ホッコータルマエ産駒、Tapit産駒が先ほどのランキング上位種牡馬と土格以上の好走率を誇っています。
特にTapit産駒の勝率30.4%は驚異的ですね!
それではこの中から数頭ピックアップして掘り下げます。
まずはダンカーク産駒。
ダンカーク産駒の好走条件を分析してみたところ、一つのコースで爆発的な好走率を記録していることが判明しました。
ダンカーク産駒は中京ダート1800mで爆発的な好走率を誇ります。
しかも牝馬に限定すると更に成績が向上!
重馬場&不良馬場の際の中京ダート1800mでダンカーク産駒の牝馬を見つけたらぜひ教えてくださいw
続いてはパイロ産駒についても重馬場・不良馬場の際の得意コースを分析してみました。
重馬場・不良馬場の際、パイロ産駒は小倉ダート1700m、新潟ダート1800mで高い好走率ですね。この条件でパイロ産駒を見つけたら積極的に買いましょう!
ホッコータルマエ産駒とTapit産駒については性別毎に成績を比較してみたところ偏った数字が見られましたのでご紹介します。
ホッコータルマエ産駒もTapit産駒もこの条件において牝馬は成績が奮わず、牡馬・セン馬に良績が集まる傾向がありあそうです。
では、ダート中距離において重馬場・不良馬場の際に牡馬・セン馬に良績が集まる種牡馬は他にいるのでしょうか?
牡馬・セン馬に限定したデータを抽出してみました。
牡馬・セン馬に限定するとカジノドライヴ産駒、キズナ産駒、スマートファルコン産駒が浮上します。
いずれもかなり高い複勝率を誇りますのでこの条件において該当産駒は要注意です。
☆まとめ☆
以上、「重馬場ダートを科学する」と題しまして、ダートレースの重馬場と不良馬場を得意としてる種牡馬とその産駒の買い時ポイントを掘り下げて分析してみました。
特にランキング上位種牡馬ではなくマイナー種牡馬にフォーカスを当てたマニアックverということで、需要があるのか心配ではありますが…どちらかというと穴党な方々には喜ばれる企画だったかと思います。
ぜひ重馬場・不良馬場の際のダートレースの予想をする際に参考にしてください!
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