いよいよ2022年の競馬が始まりました。
ここらで一度2021年に産駒がデビューしたキタサンブラック、ドレフォンを始めとする新種牡馬の傾向をまとめてみたいと思います。
今日から使える簡単血統データ、今回は「2021新種牡馬総括」と題してお送りします。
馬券に繋がりそうなデータをピックアップしてお届けしますで、ぜひ最後までお付き合いください。
※今回ご紹介のデータは全て2021年12月28日開催分までのデータとなります。
キタサンブラック
まずはなんと言ってもキタサンブラック産駒。
初めに芝とダートでの成績比較をしてみます。
それほど大差はないですね。強いて言えば芝の方が勝率と連対率が高いのが目につきます。
成績上は高いレベルで芝ダート兼用種牡馬と言っても良いと思います。
次に芝レースの馬場状態別の成績を見てみましょう。
良馬場の際よりも稍重~重馬場の時の方が好走率がかなり高いですね!
やはり以前からの考察通り、パワー優れた産駒が多いイメージでしょうか。
次は芝とダートでの成績比較を性別ごとで見ていきます。
牡馬のダートでの複勝率はなんと58.3%とかなりの高確率。対して牝馬はまだダートで一度も馬券になっていません。
芝ダート兼用の種牡馬ですが、牝馬は明らかにダートでは奮わない傾向がありますので要注意です。
そんなダートに強いキタサンブラック産駒の牡馬について掘り下げます。
キタサンブラックの牡馬のダート替わり時の成績です。
連対率50%、複勝率75%は驚異的ですね。
キタサンブラック産駒は芝からダートに替わってきたタイミングで狙ってみましょう!
ドレフォン
続いては想定外?の活躍を見せたドレフォン産駒です。
ドレフォン産駒については過去の分析動画をご視聴ください!
アメリカンペイトリオット
続いては予想外?の活躍を見せたアメリカンペイトリオット産駒。
まずは芝とダートの成績比較です。
勝率・連対率はほぼ同等ですが、複勝率はダートの方が優秀ですね。
総じて回収率が高く、しっかりと狙い撃ちできればオイシイ種牡馬ではないでしょうか。
キタサンブラック産駒同様、牡馬はダートで優秀ですが、牝馬は未だダートで連対がありません。
芝のレースでも牡馬の方が好走率は高く、牡馬の方が安定的に狙い目となる印象です。
芝レースでのアメリカンペイトリオット産駒牡馬のクラス別成績です。
新馬戦では成績が奮いませんが…未勝利戦では好成績。芝レースで新馬勝したアメリカンペイトリオット産駒は今のところすべて牝馬のようですね。
芝の新馬戦で負けたアメリカンペイトリオット産駒の牡馬を未勝利戦で見直すことで、オイシイ馬券が獲れそうなデータですね!
イスラボニータ
現状では苦戦気味のイスラボニータ産駒。
そんなイスラボニータ産駒については買い時ポイントをしっかり分析した動画をご視聴ください。
ザファクター
続いてはかなり苦戦気味のザファクター産駒。
こちらもまずは産駒の芝とダートの成績比較から。
明らかに芝<ダートですね。
芝では完全に狙い下げた方が良さそう。ダートではまあ水準並の成績といったところでしょうか。
ではそのザファクター産駒についてもしっかりとした買い時ポイントを見つけておりますのでご紹介します!
ザファクター産駒の前走から距離延長となる場合と短縮になる場合の成績比較です。
明らかに距離短縮向きですね。距離延長時は全く走りませんので、距離短縮時に狙うようにしましょう!
続いてはダート戦における枠順別の成績です。
こちらもかなり明確な傾向。明らかに外枠巧者ですね。4枠より内では未だに馬券圏内皆無。逆に6枠より外ではかなり高い好走率を誇ります。
ダート戦で外枠に入ったザファクター産駒を見つけたら要注意!
最後にザファクター産駒の必殺買い時ポイントをご紹介!
牡馬のザファクター産駒がダート戦で6枠より外に入った時の成績です。
なんと驚異の勝率40%!この条件を満たすザファクター産駒を見つけたらぜひ報告をお願いしますw
サトノアラジン
最後はサトノアラジン産駒。こちらも意外な傾向が出ています。
まずは芝とダートの成績比較から。
明らかにダート向きの傾向ですね。サトノアラジン自身の現役時代の成績からすると想像できなかった傾向かと思います。
サトノアラジンと同じディープインパクト×ストームキャットの配合のキズナも同じようにダートで活躍する産駒を多くだしていますので、この配合の種牡馬はストームキャットの血の影響が大きい印象でしょうか。
2022年に産駒がでデビューするリアルスティールもディープインパクト×ストームキャットの配合ですので、リアルスティール産駒の傾向把握にも役立ちそう。
サトノアラジン産駒の性別毎の成績比較です。
牡馬の産駒はダート戦では優秀ですが、未だに芝レースでの連対なし。
逆に牝馬の産駒はダートレースで連対なしです。芝では好走率は水準並ですが、回収率は優秀ですね。
牡馬はダート、牝馬は芝。この傾向もキズナ産駒の特徴と被る部分がありますね。
早くもリアルスティール産駒のデビューが楽しみですね!
それではサトノアラジン産駒の必殺買い時データをご紹介!
牡馬のサトノアラジン産駒のダート戦でのデータです。
牡馬のサトノアラジン産駒がダート戦で距離延長で出走の場合、なんと複勝率55.6%!回収率もめちゃくちゃ優秀です。このデータに該当するサトノアラジン産駒を見つけたらTwitterへ通報をお願いします。
まとめ
産駒がデビューしてから約半年分のデータを抽出しての分析でした。
もちろんまだまだこれからデータの蓄積が必要な種牡馬たちですが、現状の傾向からしっかりとした買い時ポイントを割り出せたのではないでしょうか。
引き続き定期的にデータを抽出してみて、面白いデータが取れたらご紹介します!
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