【今日から使える簡単血統データ】血統データ備忘録、今回は重馬場ダートに強い種牡馬2022最新版をお届けします!
重馬場、不良馬場の湿った脚抜きの良い馬場で好成績の種牡馬を距離別で見ていきたいと思います。
これからの梅雨時期や夏の天候が不安定な時期の予想に役立つと思います。
今回は「短距離編」として1000m~1400mの距離を1000m~1200m、1300m~1400mの二つのカテゴリに分類して分析していきます!
※今回ご紹介のデータは2017年以降~2022年4月20日開催分までの集積データです。
まずはダート1000m~1200mの距離で重馬場、不良馬場の際の産駒勝利数順の種牡馬ランキングです。
サウスヴィグラス産駒が出走数にモノを言わせて断トツの一位。
そこに迫ってきているのがヘニーヒューズ産駒。サウスヴィグラス産駒に負けない好走率を記録しています。
ロードカナロア産駒の高い好走率も目につきます。
ここで注目はスクリーンヒーロー産駒。あまりダートのイメージのない種牡馬ですが、このランキングの中ではトップの勝率を記録しています。
続いてはランキング外の種牡馬の中から重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mで産駒が好成績の種牡馬をピックアップしました。
ディスクリートキャット産駒、スマートファルコン産駒、リーチザクラウン産駒が好成績。
マイナーな種牡馬ですが重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mを得意としていることは覚えておいた方が良さそうですね。
それではここからは各種牡馬の産駒について掘り下げ、重馬場、不良馬場の際のダート1000m~1200mにおいて、高い好走率を叩き出したデータに絞ってお届けします。
まずはロードカナロア産駒について掘り下げます。
重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mでのコース別の成績です。
新潟ダート1200m、札幌ダート1000mでの高い好走率が目につきます。
逆に成績の悪いコースもありますので要注意ですね。
続いてはこの条件で意外にも好成績だったスクリーンヒーロー産駒について。
重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mでのコース別の成績を見てみます。
コース別でかなり成績に偏りが見られますね。
新潟ダート1200m、中山ダート1200mでは勝率が20%オーバー、単勝回収率も100%超えを記録しています。
好成績コースにて重馬場、不良馬場となった際には見逃せない種牡馬ですね!
続いてはこの条件で要注意のスマートファルコン産駒について掘り下げます。
こちらも重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mでのコース別の成績です。
ロードカナロア産駒同様、新潟ダート1200mで好成績をマーク。
スマートファルコン産駒についてもこの条件において、コース別で得意不得意がはっきりと表れていますので要注意ですね。
続いてもこの条件で要注意のディスクリートキャット産駒について。
性別ごとの成績比較です。
重馬場、不良馬場のダート1000m~1200mで好成績のディスクリートキャット産駒ですが、牡馬セン馬に良績が集中しているようですね。この条件では牡馬セン馬の複勝率は驚異の50%。
このデータはしっかりと覚えておきましょう!
続いてはダート1300m~1400mに移ります。
まずは重馬場、不良馬場のダート1300m~1400mでの産駒勝利数順に並べた種牡馬ランキングです。
ここではロードカナロア産駒、エンパイアメーカー産駒、カジノドライヴ産駒の好成績が光ります。
いずれも他種牡馬と比較してかなりの好成績ですので、この条件においては上記3種牡馬の産駒は要注意となりそうです。
続いては先程の産駒勝利数ランキングには漏れたものの、産駒が好成績の種牡馬をピックアップしました。
リオンディーズ産駒、キズナ産駒は重馬場、不良馬場のダート1300m~1400mにおいて高い好走率を誇ります。
特にリオンディーズ産駒。勝率26.3%、複勝率42.1%は驚異の数字ですね。リオンディーズ自身の現役時代とはちょっとイメージが違いますが…ダートのこの条件は合っているデータですね。
それではここからは各種牡馬の産駒について掘り下げ、重馬場、不良馬場の際のダート1300m~1400mにおいて、高い好走率を叩き出したデータに絞ってお届けします。
まずはロードカナロア産駒について。
この距離では性別ごとの成績を比較してみます。
牝馬よりも明らかに牡馬セン馬が好成績です。
牝馬の成績が決して悪いわけではありませんが、重馬場、不良馬場のダート1300m~1400mではロードカナロア産駒は牡馬セン馬が狙い目となりそうです。
続いてはダートの帝王ヘニーヒューズ産駒について掘り下げます。
この条件におけるコース別の成績です。
阪神ダート1400mがヒドイ成績ですね…
対して東京ダート1300mでは高い勝率を誇ります。
東京では比較的良い成績ですが、今のところ阪神と中京は鬼門のようですね。
コース別で成績がはっきりと分かれるので、しっかりと覚えておきましょう。
続いてはエンパイアメーカー産駒です。
こちらもこの条件におけるコース別の成績を見てみましょう。
まだデータサンプル数が少ないものの…中京ダート1400mが壊滅的な成績。
対して東京ダート1300mが恐ろしいほどの好成績。
全体的に良い成績ですが、中京ダート1400のみ様子見が必要かもしれませんね。
最後はキズナ産駒についてです。
こちらはこの条件における性別ごとの成績比較を見てみます。
かなり傾向がはっきりと出ましたね。
この条件において牝馬は全く奮いませんが、牡馬セン馬に絞るとかなりの好成績です。
キズナ産駒は重馬場、不良馬場のダート1300m~1400mでは牝馬消し、牡馬セン馬全力買いで間違いなさそうなデータですね。
以上、重馬場ダートに強い種牡馬~短距離編~でした!
今回は1000m~1400mに限定して分析しましが、近日中距離編を改めてお届けする予定です。
これから雨の多い時期に突入しますので、そんな時期の予想に役立つようなデータが出せればと思っています。
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