今日から使える簡単血統データ【血統データ備忘録】
今回はラジオNIKKEI賞2023の出走馬確定前事前分析を行います!
ラジオNIKKEI賞の過去5年のラップ、過去10年の傾向データを徹底分析。
過去のラップ傾向と出走各馬の好走ラップパターンを照らし合わせ、ラジオNIKKEI賞に高い適性を持ち、さらに過去10年の好走データに合致する馬を厳選注目馬としてご紹介していきます。
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有料メンバーシップ会員様100人突破と、たくさんの方々と繋がれて大変うれしく思います。
5月は予想が絶好調(推奨馬単勝回収率150%超え!)でしたので、その好調期間で多くの方にご登録いただきましたが…
先月6月は一転して絶不調に陥ってしまいました。
今月7月から心機一転また出直してお役に立てるよう頑張りますので引き続き宜しくお願い致します!
もちろん今回も最終的に血統データのエッセンスも加えてお届けしますので今回も最後までお付き合いください!
・コース形態から見るラップ傾向
まずはラジオNIKKEI賞が行われる福島競馬場芝1800mのコースを見てみます。
スタート直後は上り坂ですが、200m地点から下り坂となっているため前半のラップが速くなりやすい傾向。
残り1200m地点〜残り1000m地点まで坂を登る形状となっているためここで若干ペースが緩むものの、その後は平坦が続くので道中ペースが緩むにくい傾向。
前半速くなる傾向に加えて道中ペースが緩みにくいコース形態。そしてゴール前の坂とかなりタフなコース設定となります。
ラジオNIKKEI賞の欧州血統の馬が活躍する血統傾向からも、かなりスタミナが問われるタフなコース設定と言えそうです。
またここ一週間、福島競馬場は雨が続いているようです。
さらに週末もパッとしない天気予報。日曜は曇り/晴れですが、金曜土曜と雨予報。
ラジオNIKKEI賞もパンパンの良馬場で行われる可能性は低く、よりタフなレースになると見込まれます。
福島競馬場天気予報6/30~7/2
・ラップ傾向〜過去5年ラップ〜
それでは実際のラップ傾向を見ていきます。ラジオNIKKEI賞の過去5年のラップです。
下り坂の区間である2F目が10秒台に突入。3F目〜5F目で一旦ラップが緩むものの、残り4Fからのスパート勝負となる傾向。
前半速いラップに対応する追走力とレース後半で一定のスピードを持続するスパート能力が問われるラップ傾向です。
このラップ傾向こそが溜めてキレる脚が求められにくく主流血統の苦戦に繋がっている要因でしょうか。
前半緩いラップで勝利してきた馬や、スローからの瞬発力勝負でしか好走実績のない馬は軽視する方向で予想を進めたいと思います。
・注目傾向データ4選
それではここでラジオNIKKEI賞の過去10年の注目傾向データをご紹介していきます。
☆軽ハンデ馬が苦戦傾向
一見有利に見える軽量ハンデ馬ですがデータ的には苦戦傾向。
今年も前走で未勝利戦を突破したばかりの馬の登録が目立ちますが、基本的にはある程度高いレベルで走ってきた馬の方が期待ができそうです。
☆牝馬が苦戦傾向
「夏は牝馬」という格言がありますが…ラジオNIKKEI賞では牡馬が明らかに有利。
牝馬は過去10年で一回しか馬券になっていません。
牝馬特有のスピードやキレが求められにくい傾向がこのデータに繋がっているイメージでしょうか。
基本的には牡馬(またはセン馬)を重視する方向で進めます。
☆距離延長の馬が苦戦傾向
前走から距離延長となる馬が明らかに苦戦傾向のデータ。
やはりスタミナが問われる舞台設定ということで、前走でより長い距離を使われてきた馬の方が好走確率が高いのでしょう。
距離延長での出走となる馬は基本的には評価を下げて見ていきたいと思います。
☆逃げた馬が馬券圏内に残る傾向が強い
開幕週に行われるレースということで逃げた鵜馬が馬券圏内に残る確率がかなり高いですね。(過去10年で60%)
勝率は10%とやや低めですが、逃げるであろう馬については一定の注意が確実に必要となりそうですね。
総合的にみて『ハンデ53.5Kg~55kg』『牡馬/セン馬』『距離短縮』『逃げ馬』
この4つのデータに該当する馬を積極的に狙っていけば的中に近づけそうですね…
・ラジオNIKKEI賞☆注目馬☆
それではここまで見てきたラップ傾向と過去データから分析をしたラジオNIKKEI賞の注目馬を一頭ご紹介します。
今回の出走馬確定前事前分析のグラニットを注目馬として挙げさせていただきます。
2歳時のサウジRCでは前半3F34.8、中盤もラップの緩まない前傾マイル戦を逃げて好走。高いスピード能力を活かした先行力と粘り強さを発揮。
スプリングSでは今回のラジオNIKKEI賞と同じ1800mの距離で好走。
こちらも前傾ラップの底力が問われる流れ。厳しい流れを逃げて4着は強い内容。
しかも先着を許した馬のその後の活躍から、かなりハイレベルなレースだった。
1着馬べラジオオペラ→ダービー4着
2着馬ホウオウビスケッツ→ダービー6着
3着馬メタルスピード→皐月賞4着
5着馬パクスオトマニカ→プリンシパルS1着
中盤緩んで速い上がりが求められると若干厳しいものの…
逃げ馬が残る傾向の強いレースですし、中盤で息が入れば粘りも増すはず。
キレ不足で他馬に差される可能性があるので単勝勝負!とはいかないものの、馬券圏内に入る可能性は高いと踏んでいます。
ハンデ55kg、牡馬、前走から距離短縮と好走データに完全合致。
あとは自慢のスピードでハナが切れれば。
ダノンバラード産駒はこの福島芝1800mで好成績傾向。
母父フサイチコンコルドはCaerleon→Nijinskyと繋がるスタミナとパワーに優れた欧州血統。
母母父ペンタイアは小回りコースの重賞レース活躍馬を複数出している種牡馬。
血統的にも高い適性がありそうです。
ラップ分析、過去データ、血統と3つの観点からグラニットを注目馬として挙げます。
以上、ラジオNIKKEI賞の一週前考察でした!
この記事をご覧いただいた方の予想の参考になれば幸いです。
今回は出走馬確定前の事前分析となります。
枠順・馬場状態・最終追い切りの内容を考慮した最終予想はレース前日にメンバーシップ限定で配信予定です!
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