いよいよ秋G1の連戦が始まりますね!
まずは3歳牝馬限定のG1秋華賞。白毛馬ソダシの1番人気が想定されていますが、今年は例年の京都開催ではなく阪神開催。
京都開催の傾向データがあまり使えないので、予想の難易度が高そうですね…
京都から阪神に替わることで、どんな傾向が出そうなのか?
ラップ面と血統面の二つの軸で考察していきます!
今日から使える簡単血統データ【血統データ備忘録】
久々の、G1徹底考察です!
まずは考察の進め方から。
ラップの参考にするのは、今年の秋華賞と同じ阪神2000mで行われている牝馬限定戦のG3マーメイドS。
マーメイドSのラップ傾向をもとに考察していきます。
秋華賞とマーメイドSのそれぞれ過去4年の平均ラップを対比させたグラフです。
・秋華賞の方が前半のラップが速い
・スパートのタイミングはほぼ同じ(残り4Fあたりから)
・秋華賞はラスト4Fで平均的に脚を使うイメージ
・マーメイドSはラスト1Fの減速が大きい
まとめると…
秋華賞と比較してマーメイドSの方が、前半緩く入ってラスト4Fで一気に加速。急坂ラスト1Fの減速をどこまで踏ん張れるか。といったラップ傾向。
よりスタミナとパワーが求められる印象ですね。
つまり…
スローの瞬発力勝負(ラスト3F勝負)で勝ち上がってきた馬を割引して、ロングスパート戦で実績のある馬を狙う作戦がはまりそう。
ラップ分析としては
出走各馬の過去の好走レースにて【ラスト4F勝負で尚且つラスト1Fで大きく減速するラップ】のレースがあればベスト。
【ラスト5F勝負など、超ロングスパート実績】や【大きな減速はなくても、ラスト4F戦を後方から差してきた実績】があれば「長く脚を使える証明」として加点評価とする。
ラップ分析的には出走各馬の上記2点を探る。
血統分析としては
マーメイドSの傾向を踏襲して考えてみます。
ラップ傾向とリンクする部分が大きいですが、スタミナ・パワーを擁する血統が活躍しています。
2021年こそかなりのスローペースでちょっと傾向と外れた血統が好走しましたが…
2020年ハービンジャー産駒(母父サンデーサイレンス)が勝利。
2019年はオルフェーヴル産駒が勝利。3着はヴィクトワールピサ産駒。
2018年は父ディープインパクト×母父ヴァイスリージェント系のアンドリエッテが快勝。2着3着はステイゴールド産駒。
サンデーサイレンス系の血を濃く持っていながらパワーやスタミナを補完した血統の馬が狙い目ですね。
上記の「ラップ」「血統」の二つの軸でまずは人気が想定されている馬の考察を展開していきます。
・ソダシ
前走札幌記念が圧巻の内容。速い前半を余裕綽々で番手追走。中盤が緩み、瞬発力勝負になりかけたところで残り4Fから先頭を覗い自らロングスパート戦を演出。ロングスパートに適性があることを実証。
また、2歳時の札幌2歳Sで激流ハイペースを前々で踏ん張っており、阪神2000mで予想されるラスト1Fの減速への対応力も実証済み。
もはや鉄板か…穴党には厳しい考察結果となりましたw
・アンドヴァラナウト
超良血馬で前哨戦のG2を快勝。明らかに人気しますね…
ただローズSのラップは阪神芝2000m開催の秋華賞で要求されるラップとは直結しないラップ構成。
ローズSは残り3Fからの瞬発力勝負となっており、秋華賞で要求されそうな末脚の持続力の裏付けとはならない。
人気なら消して妙味を追いたい。
・ファインルージュ
紫苑Sはロングスパート戦となっており、阪神芝2000m開催の秋華賞に直結しそうなラップ構成。しかし、高速馬場のアシストもあり、ラストの減速が少なかった。
ファインルージュの場合、この減速への適応力が未証明。
血統的なスタミナも疑問で、スタミナが問われる馬場や流れなら取りこぼす可能性も。
紫苑S快勝の内容からは決して消すことはできない実力馬ですが、敢えて信頼はせずにヒモで買いたい一頭。
・注目穴馬
ラップと血統を総合的に見て、現時点で注目している穴馬をまとめました。
クールキャットは人気落ちしそうで、状態面に上積みがあれば面白い。
紫苑S組のスル―セブンシーズ、ミズフィガロには確実に要注意。
マリアエレーナは除外が悔やまれる一頭。
最終的には枠順や追いきりを見て判断します!
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