血統データ備忘録

今日から使えるかんたん血統データ!お気軽にのぞいて下さい!

2歳リーディングを科学する!2歳戦種牡馬ランキングから読み解く新種牡馬の現在地と傾向。

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全国の競馬ファンの皆さんお疲れ様です。

「今日から使える簡単血統データ」血統データ備忘録のお時間です!

 

今回は2021年度の11月7日開催分までの2歳戦の種牡馬リーディングを分析し、特に新種牡馬にフォーカスを当てて現在のところ分かっている範囲での傾向を探ってみたいと思います。

※賞金ランキングではなく、勝利数ランキングを元にデータ分析していきます。

種牡馬に限らず、2歳戦において面白いデータが抽出できた種牡馬についても触れていきますので最後までお付き合いください!

 

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2歳戦ランキング

まずは2021年11月7日開催分までの2歳戦種牡馬リーディングランキングです。

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ディープインパクト産駒が圧倒的な勝率で他種牡馬を圧倒。

しかしながらロードカナロア産駒が出走数で押してディープインパクト産駒と勝利数は同数で1位タイ。

昨年の新種牡馬ドゥラメンテ産駒も頑張っていますね!

2021年産駒デビューの新種牡馬はドレフォンが全体の4位と大健闘!

シルバーステートも予想外?の大活躍。キタサンブラック産駒も高い勝率でランクインしていますね。

それでは、各種牡馬のデータを分析し、それぞれ馬券に繋がるデータをピックアップしてお届けします!

 

 

それではまずドレフォン産駒の傾向を分析していきます。

ドレフォン産駒の芝/ダートの戦績比較、ダート戦における性別の成績比較です。

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芝で大物ジオグリフを輩出し、芝のイメージが強い種牡馬ですが…やはりコテコテのアメリカ血統。ダートの方が戦績が良く、芝レースでの成績と比較して勝率・連対率にはかなりの差があります。

ドレフォン産駒を狙うなら全体的なデータとしてはダートの方が狙い目なりそう。

そしてダート戦における牡馬/牝馬の成績比較では圧倒的に牡馬。

このデータからは「芝の新馬戦で負けた牡馬のドレフォン産駒をダート替わりで狙う」のは効果的な作戦となりそう。

ドレフォン産駒の狙いどころについてもう少し掘り下げます。

 

芝レースで勝利したドレフォン産駒の母父一覧です。

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ドレフォン産駒を芝で勝たせるためには、母父に芝の中距離以上で実績のある種牡馬を持ってくる配合が必要となりそうなイメージですね。

 

では逆にダート戦で勝利したドレフォン産駒の母父一覧です。

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母父クロフネキングカメハメハは芝でも勝利していたので悩ましいところですが・・・

フジキセキトワイニングなどダートで実績のある種牡馬が並びます。

 

ドレフォン産駒の芝/ダート適性を見極めるには母父種牡馬の傾向を参考にすると掴みやすいかもしれませんね。

 

ドレフォンは、基本的にはダートが得意な種牡馬

ただし、配合次第では芝活躍馬も輩出することはジオグリフの登場からして明らか。

今後も血統的な視点から観察を続けてみる価値のある種牡馬ですね・・・また定期的にデータを取ってみて、面白いデータが取れたらご紹介します。

 

 

続いては同じく新種牡馬のシルバーステート産駒について。

シルバーステート産駒の傾向としては、馬場状態別の成績で偏ったデータが取れましたのでご紹介します。

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シルバーステート産駒は良馬場よりも稍重の際に爆発的に成績が向上しています!

重~不良の際はまだデータが少ないので証明はできませんが…シルバーステート自体がスタミナ抜群の血統背景ですので、産駒もやはり時計のかかる馬場の方が成績が向上する傾向にあるかもしれませんね。

こちらも継続的にデータを取って探っていきますが、現状シルバーステート産駒の狙い目は時計のかかる馬場ということになりそう。

 

 

続いては今年の2歳戦でドレフォンと並ぶ産駒勝利数をマークしているドゥラメンテ産駒のデータです。

ドゥラメンテ産駒においては前走から距離延長なのか、距離短縮なのかで成績データ抽出したところ面白いデータが出ました。

※2021年の2歳戦限定のデータです。

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ドゥラメンテ産駒は距離延長でレースに臨む際に成績が向上します。逆に距離短縮になる場合は全く奮いませんね。

ではドゥラメンテ産駒についてはもう少し買い時データを掘り下げます!

 

ドゥラメンテ産駒の2021年2歳戦のクラス別成績と、未勝利戦における前走距離別の成績データです。

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これを見るとドゥラメンテ産駒は新馬戦においては勝率の高い種牡馬ではないことがはっきりと分かりますね。

未勝利戦での勝率が新馬戦の際の3倍近くになっているので、基本的には新馬戦では嫌って未勝利戦で買うことがドゥラメンテ産駒の攻略に繋がるデータです。

そして、その得意としている未勝利戦に距離延長で臨んでくる際にはかなり高い好走率を誇ります!

新馬戦で負けたドゥラメンテ産駒が距離延長で未勝利戦に出走するタイミングが絶好の買い時ですね!

 

 

 

大変お待たせしました!キタサンブラック産駒についてのデータです!

キタサンブラック産駒についてはまず、芝/ダート戦の成績を比較してみます。

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出走数では圧倒的に芝レース。しかしながら、まだ出走数が少ないので何とも言えませんがダート戦の好走率の方が芝レースと比較しても圧倒的に高い現状です。

ダートレースでの複勝率は驚異の62.5%!

以前に「キタサンブラックはダート向きの産駒を多く輩出する」との見解をYOUTUBEチャンネルで発信したところ、多くのバッシングを受けました。

まだまだサンプル数が少ないので、今後もキタサンブラックについては重点的に調べます。どこかでまたキタサンブラック産駒特集を書きたいと思いますので乞うご期待。

 

キタサンブラック産駒の買い時を掘り下げます。

キタサンブラック産駒の芝レースにおける馬場状態別の成績です。

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やはりここでもパワー・スタミナ型種牡馬の片鱗を見せていますね。

やはりパワー・スタミナの偏った産駒を多く出し、芝では重馬場が狙い目となる傾向だと思います。良馬場でのスピード・切れ味勝負では分の悪い産駒が多くなってきそうですね。

キタサンブラック産駒を狙うならダート戦!芝なら時計のかかる馬場!

※また炎上しそう・・・キタサンブラックファンの皆様申し訳ございません。

 

 

それではキタサンブラック以外に、2歳戦の重馬場に強い種牡馬を探ってみます。

2021年の2歳戦における良馬場以外(稍重・重・不良馬場)の際に好成績を収めている種牡馬をピックアップしました。

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先ほどご紹介のキタサンブラックが圧倒的。シルバーステートについても先ほど触れました。

その他ではマクフィ産駒とカレンブラックヒル産駒がこの条件においては好成績。

この2頭の種牡馬に関しては過去の動画でも分析しておりますので是非そちらをご視聴ください。

またいずれ改めて特集してみます。

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2歳戦牝馬限定ランキング

少し目線を変えます。

牝馬に限定した2歳戦の種牡馬ランキングです。

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牝馬に限定したところ…かなり順位が入れ替わりましたね。

エピファネイアが1位。2位に2021年新種牡馬シルバーステートがランクイン。シルバーステート産駒は牝馬が活躍傾向にあるのは以前の動画でも触れました。今後どうなっていくか要注目のデータですので継続的に探っていきます。実は牡馬の方が晩成傾向にあって、3歳以降で牡馬の産駒が盛り返すのでは?と現段階では推測しています。

ここで目につくのはミッキーアイル産駒とリオンディーズ産駒の活躍ぶり。この2頭の牝馬産駒を2歳戦で見つけたら買いですね!

 

 

 

2歳戦ダート限定ランキング

続いてはダート戦に限定した2歳戦の種牡馬ランキングです。

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以前も動画でご紹介した通り、ヘニーヒューズ産駒はダート2歳戦において絶対王者の地位を築いていますね。

種牡馬ながらドレフォンを大健闘!ダート戦2歳リーディングも狙える位置にいます。

ここで注目するのは、新種牡馬のザファクターとサトノアラジン

どちらも芝レースでの産駒の活躍を予想していました・・・現状ではダートでの活躍が多いようですね。

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サトノアラジン産駒はダート戦で牝馬が壊滅的な成績。牡馬の複勝率の高さが目につきます。間違ってもサトノアラジン産駒の牝馬をダート戦では買ってはいけませんね!

 

ザファクター産駒においては芝レースで未勝利。

昨年Kingman産駒の活躍を予言した私ですが、ことしはザファクター産駒の芝での活躍を予言しました。結果大ハズレ。ザファクター産駒については買うならダートですね。

芝→ダート替わりで穴を開けたケースも出ていますし、ダート替わりが狙い目と狙い目となりそうです。

 

まとめ

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珍しく長文の考察となりましたが・・・

現状の2歳戦におけるデータを分析することで、馬券に繋がりそうなデータがいくつか出せたと思います。

2歳戦を予想する際は私自身、この記事に戻ってきて復習したいと思います。

読んでいただいた皆様の参考になれば幸いです。

今後も色々な角度から血統データを分析して、積極的に発信していきたいと思っていますので応援して下さい!

 

 

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