今日から使える簡単血統データ【血統データ備忘録】
今回は阪神ダート1800mの血統傾向分析2023年最新版をお届けします!
阪神ダート1800mを得意としている種牡馬、またその産駒が高い好走率をたたき出す条件『買い時ポイント』を掘り下げてご紹介していきます。
阪神ダート1800mと言えばゴール前の急坂を2度越えることになることに加え、残り1000mからの下り坂で長く良い脚を使うことが強制される非常にタフなコース設定です。
かなり好き嫌いの別れそうなコースですし、かつてはG1レースも行わていた阪神競馬場の重要コース。
今回の記事が少しでも予想の参考になれば幸いです。
※今回ご紹介のデータは全て2018年以降~2023年6月25日までの阪神競馬場開催データそ集積したものとなります。
まずは2018年以降~2023年6月25日までの、阪神ダート1800mの産駒勝利数順に並べた種牡馬ランキングです。
産駒勝利数ではルーラーシップ産駒が1位ですが…好走率はイマイチですね。
2位のキズナ産駒、3位のシニスターミニスター産駒の方が優秀な好走率が目立ちます。
オルフェーヴル産駒も勝率が10%を超えていますし、複勝率も30%オーバーですので阪神ダート1800mの注目種牡馬と言って良さそうです。
続いては産駒勝利数順のランキングでは漏れたものの、産駒が阪神ダート1800mで高い好走率をマークしている種牡馬をピックアップしてみました。
ドレフォン産駒、エスポワールシチー産駒、ダノンレジェンド産駒、アメリカンペイトリオット産駒、キタサンブラック産駒です。
それぞれ高い好走率と優秀な回収率をマークしています。
中でも注目なのがダノンレジェンド産駒。勝率26.5%、複勝率61.8%と常識はずれな好走率をマーク。単勝回収率も256%と優秀な成績です。
キタサンブラック産駒についてはまだまだサンプル数の少ない状況ながら連対率35.5%、複勝率51.6%、単勝回収率243%とこちらもダノンレジェンド産駒に負けす劣らずの成績をたたき出していますので今後要注目です!
それではこれ以降は各種牡馬のデータを掘り下げて分析し、産駒が高い好走率をマークする条件『買い時ポイント』を見出すことができた種牡馬データをピックアップしてご紹介していきます。
まずは阪神ダート1800mの産駒勝利数ランキングにて2位にランクインしており、高い好走率を記録しているキズナ産駒についてのデータを掘り下げてみます。
キズナ産駒の阪神ダート1800mにおける馬場状態別の成績を見てみます。
良馬場の際はそれほど目立った好走率・回収率ではありませんね。
良馬場以外(稍重・重馬場・不良馬場)の際に限定すると成績が跳ね上がります。
連対率は倍以上に上昇しますし、複勝回収率も100%を超えるので優秀な成績です。
阪神ダート1800mにおけるキズナ産駒は馬場状態別で成績が偏りますので覚えておきましょう!
続いては阪神ダート1800mの産駒勝利数ランキングにて3位にランクインしており、高い好走率を記録しているシニスターミニスター産駒についてのデータを掘り下げてみます。
シニスターミニスター産駒の阪神ダート1800mにおける馬体重別の成績を見てみます。
シニスターミニスター産駒に限ったデータではないかもしれませんが…坂を2度越えることになるパワーを要するコースだけにある程度の馬格が必要となるデータですね。
馬体重460kg未満のシニスターミニスター産駒は阪神ダート1800mで明らかに成績が低調です。
逆に460kg以上の産駒に限定すると勝率は20%を超えますし、複勝率も40%近く単勝回収率も130%とベタ買いでも儲かるデータ。
シニスターミニスター産駒は阪神ダート1800mでは馬体重別で明らかに成績が上下しますのでご注意ください!
続いてもシニスターミニスター産駒についてのデータです。
先ほどのキズナ産駒同様、阪神ダート1800mでの馬場状態別の成績を見てみます。
良馬場の際の成績が決して悪いわけではありませんが…キズナ産駒同様、良馬場以外(稍重、重馬場、不良馬場)の際の方が好走率が上昇しますね。
勝率、連対率、複勝率すべてで驚異的な成績をマークしますので阪神ダート1800mにて良馬場以外の際にシニスターミニスター産駒を見つけたら徹底マークしましょう!
次はこちらも阪神ダート1800mの産駒勝利数ランキングにて上位にランクインしていましたマジェスティックウォリアー産駒についてのデータを掘り下げてみます。
マジェスティックウォリアー産駒の阪神ダート1800mにおける性別毎の成績比較を見てみます。
マジェスティックウォリアー産駒は阪神ダート1800mにおいては牝馬の成績が壊滅的なデータ。逆に牡馬/セン馬に絞ると高い好走率・回収率をマークします。
マジェスティックウォリアー産駒については札幌ダート1700mの分析記事でも特集しましたが…決して牡馬/セン馬に良績が集中する種牡馬ではありません。
阪神ダート1800mではパワーが求められるせいか、性別で成績が大きく偏りますので注意しましょう。
続いては阪神ダート1800mの好成績注目種牡馬としてピックアップしていましたドレフォン産駒についてのデータを掘り下げてみます。
ドレフォン産駒の阪神ダート1800mにおける馬場状態別の成績比較を見てみます。
キズナ産駒、シニスターミニスター産駒同様でドレフォン産駒も良馬場の際よりも良馬場以外(稍重・重馬場・不良馬場)の際に好成績。
回収率は一部逆転していますが…勝率も20%近く、複勝率も40%近くまで跳ね上がりますので、ドレフォン産駒は良馬場以外の際に積極的に買いましょう。
続いてはこちらも阪神ダート1800mの好成績注目種牡馬にピックアップしていたキタサンブラック産駒についてのデータを掘り下げてみます。
キタサンブラック産駒の阪神ダート1800mにおける馬体重別の成績です。
こちらはまだまだサンプル数の少ないデータにはなりますが…
現状では阪神ダート1800mにて馬体重460kg未満のキタサンブラック産駒の3着以内はありません。
逆に460kg以上の産駒については驚異的な成績を誇りますので、今後出走数の増えていくであろうキタサンブラック産駒については馬体重に注目して予想に組み込みましょう。
まとめ
以上、阪神ダート1800mの血統傾向分析2023年最新版をお届けしました。
阪神ダート1800mを得意としている種牡馬、またその産駒が高い好走率をマークする条件『買い時ポイント』をいくつか発見することができました。
今回サンプル数の少ないデータであったり、まだまだ傾向データの揃い切っていない種牡馬のデータについても一部取り上げました。
今後も傾向データに注視していき、また面白いデータがとれたらその都度ご紹介できたらと思いますので引き続きよろしくお願いいたします。
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