全国の競馬ファンの皆さん、お疲れ様です。
「今日から使える簡単血統データ」血統データ備忘録のお時間です！
今回は「２歳未勝利戦を科学する」と題しまして、２歳未勝利戦に強い種牡馬と、その産駒の買い時について掘り下げていきたいと思います。
新種牡馬の産駒も多くデビューており、その新種牡馬産駒の分析も織り交ぜながら馬券に繋がるデータをピックアップしてお届けしていきます！
☆芝レース２歳未勝利戦注目種牡馬☆
まずは２歳未勝利戦にて好成績の注目種牡馬をピックアップしました。
※2020年以降～2021年11月7日までのデータ
ドゥラメンテ産駒、イスラボニータ産駒、キタサンブラックが２歳未勝利戦において高い好走率を誇っています。
続いてはイスラボニータ産駒の芝レースにおけるクラス別の成績です。
※2021年11月7日までの２歳戦データ
イスラボニータ産駒は新馬戦では奮いませんが、未勝利戦で爆発的に成績が向上します。
新馬戦で狙い下げて、未勝利戦で狙うことがイスラボニータ産駒の攻略に繋がりそうですね！
続いてはこちらも２歳未勝利戦で高い好走率を誇るドゥラメンテ産駒の買い時データです。
2021年の２歳未勝利戦に限ったデータですが、前走から距離延長か距離短縮かで成績に大きく差が出ました。
※2021年11月7日までの２歳戦データ
ドゥラメンテ産駒は２歳未勝利戦では距離延長時に成績が向上し、距離短縮時は全く奮わないデータとなっています。
また、新馬戦と未勝利戦の成績非悪では、圧倒的に未勝利戦の方が成績が良い傾向が出ました。
新馬戦では成績が低調ですが、未勝利戦ではハイアベレージを記録しています。
新馬戦で負けたドゥラメンテ産駒が距離延長で未勝利戦に出てきたときは絶好の買い時でしょう！
続いてはキタサンブラック産駒について。
キタサンブラック産駒は芝の２歳未勝利戦で好成績の残していますが…芝/ダートの成績比較を出してみたところ意外な結果に。
※2021年11月7日までの２歳戦データ
２歳未勝利戦においてキタサンブラック産駒は芝でも良い成績なのですが、ダートでは更に成績が向上します。
前回の記事でも書きましたが、やはりキタサンブラック産駒はパワータイプが多い印象ですね。今後も要注目です。
☆ダートレース２歳未勝利戦注目種牡馬☆
続いてはダートの２歳未勝利戦の分析に移ります。
ダートの２歳未勝利戦で好成績を収めている種牡馬をピックアップしました。
データ抽出期間：2016年以降～2021年11月7日
どの種牡馬も産駒がかなり高い確率で好走するデータですね。
では、それぞれの種牡馬の産駒について買い時データを掘り下げていきます。
まずはアポロキングダム産駒について。
産駒数のそれほど多い種牡馬ではありませんが、その分しっかりと狙い撃ちすることでオイシイ馬券が狙えるはずです。
アポロキングダム産駒の２歳未勝利戦における距離別の成績です。
データ抽出期間：2016年以降～2021年11月7日
1700m以上のレースになると壊滅的ですが、1600m以下のレースでは好成績。特に1300m以下になると連対率60%という驚異的な数字。
ダート短距離の２歳未勝利戦でアポロキングダム産駒を見つけたら要注意です！
続いては芝も２歳未勝利戦でも好成績だったドゥラメンテ産駒についてです。
２歳未勝利戦に限定したドゥラメンテ産駒の芝→ダート替わりのデータです。
データ抽出期間：2020年以降～2021年11月7日
芝→ダートへ替わったタイミングで勝率22.6%、複勝率38.7%と高い好走率。回収率も優秀です。
そして何より、ドゥラメンテ産駒で２歳未勝利戦において芝→ダート替わりで勝利した馬の母父は全てノーザンダンサー系種牡馬。
ノーザンダンサー系種牡馬を母父に持つドゥラメンテ産駒が芝からダートへ替わったタイミングは欠かさずに狙っていきましょう！
続いては新種牡馬ドレフォン産駒のダートの２歳未勝利戦に関するデータです。
※2021年11月7日までの２歳戦データ
①２歳未勝利戦において、ドレフォン産駒は未だ未勝利。ダートの未勝利戦では好成績を記録しています。
②また芝レースにおけるクラス別の成績では、新馬戦ではそこそこ勝っているものの未勝利戦では未勝利。新馬戦に勝てなかったドレフォン産駒は、芝の未勝利戦でも勝てていないデータです。
③ドレフォン産駒は芝→ダート替わりの際に構好成績ですね。
この３つのデータを総合的に解釈すると…
芝の新馬戦で負けたドレフォン産駒がダート替わりで未勝利戦に出走してきたタイミングで仕留めるのが一番おいしい！という考えに至ります。
ドレフォン産駒を未勝利戦で買う際にかなり参考になりそうなデータですね！
最後はアメリカンファラオ産駒について掘り下げます。
アメリカンファラオ産駒の２歳未勝利戦における距離別のデータとなっています。
※2021年11月7日までの２歳戦データ
どこをとっても優秀ではありますが…個人的な見解からすると、1700m以上の未勝利戦に７回出走して３勝、複勝率71.4%というデータの驚きを隠せません。
ダートの未勝利戦（特に中距離）でアメリカンファラオ産駒を見つけたら要チェックですね。
☆まとめ☆
２歳未勝利戦を分析することで収穫が多かった記事だと思います。
まだまだデータが少なく、今後も経過観察が必要な種牡馬もいますので、引き続き精力的に分析を続けていきます。
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