今日から使える簡単血統データ【血統データ備忘録】
今回は札幌ダート1700mの血統傾向分析2023年最新版をお届けいたします！
いよいよ2023年の札幌競馬場開幕間近！ということで…
札幌ダート1700mを得意としている種牡馬、またその産駒が高い好走率をマークする条件【買い時ポイント】を深堀して分析していきます。
札幌ダート1700mは重賞レース（G3エルムステークス）も行われますし、レース施行数も多い夏競馬のカギを握る札幌競馬場の重要コースですのでぜひ傾向データを把握して予想に役立てていただければと思います。
※今回ご紹介のデータはすべて2018年以降～2022年の札幌競馬場開催の集積データとなります。
まずは今回データ抽出を行った直近5年間分(2018~2022)の札幌ダート1700mの産駒勝利数順に並べた種牡馬ランキングを見ていきます。
意外にもハーツクライ産駒が1位。芝向きのイメージの強い種牡馬だけに驚きの順位ですね。好走率、回収率もかなり優秀なのでこの札幌ダート1700mで最重要種牡馬と認識して間違いなさそうです。
そして驚異的な複勝率（45.1%）と優秀な回収率をマークして言いるのがマジェスティックウォリアー産駒。
この札幌ダート1700mで急激にパフォーマンスを挙げてくる傾向のある種牡馬ですので、この夏の札幌競馬場開催でも要注意の種牡馬ですね。
続いては先ほどの産駒勝利数ランキングでは漏れたものの、産駒が高い好走率をマークしている種牡馬を2頭ピックアップしました。
マクフィ産駒とドレフォン産駒です。
マクフィ産駒は先ほどご紹介したハーツクライ産駒、マジェスティックウォリアー産駒と互角以上の好走率をマークしているので要注意です。
ドレフォン産駒は回収率が低い点は気になりますが、好走率は高い数字を記録しています。こちらも今後出走数が増える種牡馬ですので今後要注意と言えそうです。
それではこれ以降は、産駒の好走データを掘り下げて分析し、高い好走率をマークする条件【買い時ポイント】を絞ってご紹介していきます！
それではまずは札幌ダート1700mで圧倒的な好走率と回収率をマークしているハーツクライ産駒のデータから掘り下げていきます。
ハーツクライ産駒の札幌ダート1700mでの前走距離別の成績です。
※この切り口では牝馬の産駒の方が成績の偏りが大きかったので牝馬産駒に限定したデータをご紹介します。
牝馬のハーツクライ産駒は距離短縮で札幌ダート1700mに出走の際は壊滅的な成績です。
しかしながら前走同距離、距離延長時の際は成績が爆発的に上昇します。
それぞれ圧倒的な好走率をマークするので必ず覚えておきたいデータです。
続いてはダートと言えばこの種牡馬ですね。この札幌ダート1700mでも産駒勝利数ランキングで上位にランクインしていたヘニーヒューズ産駒のデータを深堀していきます。
ヘニーヒューズ産駒はこの札幌ダート1700mでは牝馬よりも牡馬/セン馬が好成績です。
勝率・連対率は性別で倍以上の差が出ますし、もちろん回収率も大きな差が出ています。
性別で大きく成績に偏りが見られますので要注意です。
続いてはこの札幌ダート1700mで驚異的な好走率を記録しているマジェスティックウォリアー産駒について深堀していきます。
マジェスティックウォリアー産駒の札幌ダート1700mにおける馬場状態別の成績です。
重馬場、不良馬場についてはデータが出そろっていない状況ですが…
良馬場の際と稍重の際を比較すると好走率には大きな差がありますね。
稍重の際に人気薄の馬が大激走したのか回収率は良い数字が出ていますが、好走率は低調な数字となっています。
良馬場の際に限定すると驚異の連対率38.2%、複勝率58.8%をマーク。今年の札幌競馬場開催もマジェスティックウォリアー産駒は徹底マークしてみましょう！
続ていはこの札幌ダート1700mの好成績注目種牡馬としてピックアップしましたマクフィ産駒のデータを見ていきます。
マクフィ産駒の札幌ダート1700mにおける性別成績比較です。
先ほどご紹介したヘニーヒューズ産駒のデータとは逆で牡馬/セン馬よりも牝馬が好成績。しかも圧倒的な成績差がありますね。
牝馬の産駒に限定すると連対率45.5%、複勝率72.7%と目を疑うほどの好成績をマーク。
もちろんまだまだ出走数が少ない状況ですので今後傾向は変わるかもしれませんが…この夏の札幌競馬場開催ではマクフィ産駒に注目です。
つづいてはこちらも札幌ダート1700mの好成績注目種牡馬としてピックアップしましたドレフォン産駒について見ていきます。
ドレフォン産駒についても性別成績比較を見てみます。
こちらもマクフィ産駒同様、牡馬/セン馬よりも牝馬の産駒が好成績。
『夏は牝馬』という格言通り、成績に大きな偏りがある状況です。
こちらもまだまだデータサンプル数の少ない状況ですので今後も引き続き注目していきたいと思います。
まとめ
以上、札幌ダート1700mの血統傾向分析2023年最新版をお届けしました。
産駒が好成績をマークする条件【買い時ポイント】を面白いデータに絞ってご紹介させていただきました。
いくつか目を疑うほどの圧倒的な好走率をマークしている条件を見出すことができましたので、引き続き注目していきます。
また継続的にデータ収集してみて面白いデータがとれましたら改めてご紹介できればと思っています。
札幌競馬場のレースを予想する際に参考になれば幸いです。
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