種牡馬データ分析No.9ダイワメジャー産駒のダート戦における「買い時」を徹底分析していきます!
ダイワメジャー産駒は産駒の数も多いですし、芝・ダート兼用の種牡馬のイメージがあります。種牡馬としてのキャリアも長く、データの母数も多いので、これまでの少しマイナーな種牡馬の分析よりもしっかりとしたエビデンスを持ったデータが出せると思っています!
今回、まずはダートに絞ってダイワメジャー産駒の「買い時」を分析していきたいと思います。
それでは「今日から使える簡単血統データ」血統データ備忘録スタートです!
※今回ご紹介のデータは2021年2月末までの集計データとなっております。予めご了承ください。
☆現役時代
皐月賞、天皇賞秋、マイルCS2連覇、安田記念とG1を5勝した名馬。
芝で未勝利の身で挑んだ皐月賞では10番人気ながら勝利する波乱劇を演じた。5歳になって安藤勝己騎手とのコンビで再度覚醒。マイル~中距離路線を制圧した。一方で、距離が長いと思われていた有馬記念で2年連続3着したように、意外な距離の融通性もあり、産駒にも一部その傾向が見られる。
☆産駒データ
それでは産駒のデータを距離・コース別で見ていきましょう!
まずは1000m~1200mのコース別成績です。
データ母数が少ないコースもありますが…得意コースと不得意なコースが分かれますね。
ダート1000mに関しては函館で回収率が悪いのは気になりますが、好走率も高く得意な条件と言って良いでしょう。
ダート1200mは阪神のみ回収率が良いですが、総じて好走率も回収率も低めなので、距離的にはあまり狙い目とは言えないデータとなっています。
1000m~1200mでは枠順別の成績で偏りが見られましたのでご紹介します。
ダートの短い距離では外枠の方が成績が良さそうですね。砂を被らずに外からスムーズにレースをできる方が良いタイプが産駒には多いようです。
続いてはダート1300m~1600mを見ていきます。
ここでは得意・不得意がはっきりと分かれましたね!
東京ダ1600m、阪神ダ1400mは不得意な条件と言って良いでしょう。
阪神以外の1400mは総じて良い成績ですね。人気をする馬が多いためか回収率はイマイチですが、好走率自体は悪くありません。1200mよりは1400mの方が向く産駒が多いでしょう。
得意・不得意なコースをしっかり把握して出し入れすることで予想に役立てましょう!
また1000m~1400mのいわゆる「短距離」では前走からの距離短縮・延長のデータで偏った数字が出ましたので紹介します。
短距離出走時には距離短縮で臨む方が成績が向上します。これは覚えておきましょう!
続いては1700m~1900mのデータです。
こちらも得意・不得意が分かれましたね!
なんと京都1900mでは未だ未勝利となっています。
同じ1700mでも函館のみ成績が爆上りしています。
上記の表は勝率順に並べていますが、上位3コースに関しては間違いなく「買い」ですが、下の方は買わない方が良いでしょう。
また、この距離カテゴリでも前走からの距離延長時・短縮時で成績に明暗が分かれました。
前走から距離短縮で臨む方が成績が良いですね。
新潟・中山ダ1800、函館ダ1700に距離短縮で臨むダイワメジャー産駒を見つけたら間違いなく「買い時」ですね!
中山ダ1800への出走数がかなり多いので、本コースに絞って掘り下げていきます。
まずは中山ダ1800の枠順別成績です。
外枠の方が圧倒的に成績が良いです。
1枠は完全に死んでいますね…このデータは馬券購入時には確実に覚えておきましょう。
つづいては馬場状態別の成績です。
良や不良の時に比べて「稍重」「重」の時に成績が上がります。
足抜きの良い馬場は得意だけれど、水が浮いたような馬場までは…といったイメージでしょうか。
出走数の多いコースだけにこちらも覚えておきましょう。
次は中山ダート1800mで勝利した馬の母父一覧です。
ダイワメジャー産駒は芝も含めて比較的短い距離が得意な産駒が多いデータとなっているので、正直中山ダート1800mでの成績が良いことが個人的に疑問でした。よって血統面で少し掘り下げます。
上記の表を見るとやはり母父にスタミナ血統の入ったダイワメジャー産駒が中山ダート1800mで好走するパターンが多いようですね。
ダートの中距離以上では母父を見て判断するこおも重要だと思います。
ダイワメジャー自身も前述の通り距離に関しては融通の利くタイプでしたので、配合次第では長い距離もこなせる産駒も多いのかもしれませんね。
最後は2000m以上のコース別成績です。
こちらは出走数自体が少ないので何とも言えませんが…さきほど前述しましたが、配合次第では距離をこなしてもおかしくはない。といった感じでしょうか。
強いて言えば、東京ダ2100mでは回収率は悪いものの好走率は高いので、能力があればこなせる感じですね。
対して阪神ダ2000mは苦手としているデータになっています。この距離になってくるとタフなコースはやはり苦手なイメージですね。
☆まとめ
以上、産駒データ分析を行いました。
結果的に狙い目は以下の通りです!
基本的に万能性の高い種牡馬ですので、正直あまり面白いデータは出せませんでしたが・・・
上記の条件では好走率も回収率もかなり高い数字になっていますので、確実に「買い時」だと思います。
以上、種牡馬データ分析No.9ダイワメジャー産駒ダート編でした!
次回はダイワメジャーの芝編を予定していますが、また違った種牡馬で面白いデータが出せればそちらを優先するかもしれません!
では次回をお楽しみに!